それでも人事になりたいですか? ~ぷりん男爵のおもしろ人事奮闘記~

こんにちは。ぷりん男爵です。某エンターテインメント企業で、10年以上人事の仕事をしています。人事の仕事って一言でいってもいろいろありますよね。なので、このブログでは、人事の知られざる日常について、時にまじめに、時に楽しくお伝えしていきたいと思っています。肩の力を抜いてお楽しみください。

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お祈りメール2(負の連鎖に巻き込まれた男編)

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こんばんは。ぷりん男爵です。

まだ梅雨明け前だというのに、ほんと暑いですね。

 

さて、好評?連載企画「お祈りメール」の第2弾です。

 

※お祈りメール1(時代を先取りし過ぎた男編)はこちらから

dhouou.hatenadiary.jp

 

負の連鎖という言葉があるように、採用活動においても、この連鎖に巻き込まれた方と面接することは少なくありません。

 

WEBディレクター面接でお会いしたYさんもその一人。

 

大学卒業後から大手広告代理店で経験を積み、以降、誰もが知っている有名企業のWEBサイトや、スポーツのビッグイベント、映画サイトなどを次々と手掛け、時には業界団体での講演や、業界誌のインタビューを受ける等、WEB業界の発展とともにご自身も輝かしいキャリアを積まれてきました。

 

そんな彼に転機が訪れたのは5年前。

 

大手企業を退職しフリーのWEBディレクターとして活動し始めた時から、少しずつ歯車が狂い始めます。

 

収入アップを狙って勢いよく独立したものの、思ったような営業活動ができず、仕事は激減。

 

徐々に生活が苦しくなり、再び企業に所属するべく就職活動をしたものの、かつて高収入で働いていた時の栄光が忘れられず、希望年収を高く設定し過ぎて、どこからも採用の声がかからず就職活動はとん挫。

 

生活費を捻出するために、軽い気持ちで警備員のアルバイトを始めたが、慣れない仕事で体を壊し1ヶ月入院。

 

やはり自分にはWEBの仕事しかできないと思い至り、コンビニでバイトをしながら、再度就職活動を始めたという経歴の持ち主です。

 

正直、書類選考当落ライン上の方だったのですが、面接を担当する現場マネージャーが業界誌で輝いていたころのYさんのインタビューを見たことがあり、一度お会いして話を聞いてみたいということで、面接を実施することになりました。

 

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Yさん「昔は本当に何も怖いものはないくらいの勢いで仕事をしてたんですけどね。それこそイケイケで。どこでこんな風になっちゃたのかなあ・・・。」

 

ぷりん男爵「いろいろご苦労されましたね。」

 

Yさん「結局私なんて、会社の名前で仕事をしていただけの存在だったってことですよ。」

 

ぷりん男爵「そんなことありませんよ。いくら有名企業にいらしたと言っても、ご本人に実力がなければ大きな仕事は任されませんから。」

 

Yさん「慰めはよしてください。いまはただのしがないコンビニ店員です。」

 

ぷりん男爵「でも、またこの業界で一花咲かせようとしてらっしゃるんですよね?」

 

Yさん「コンビニのバイトじゃ食べていけませんから。40歳にもなって何やってんだかって感じです。」

 

ぷりん男爵「少しWEB制作の現場からは遠ざかってしまいましたが、その間もWEBに関する勉強や情報収集は何かされてたのですか?」

 

Yさん「いえ。体を壊してしまったこともあり、勉強は特にしていません。コンビニのバイトも忙しいですし。」

 

ぷりん男爵「そうですか。」

 

Yさん「もうね。給料とかコンビニより高ければいくらでもいいんです。生活が苦しくて。仕事もこの際WEB関係じゃなくてもかまいません。選考に落ち続けて、自信がなくなってきました。もう何でもいいのでよろしくお願いします。」

 

ぷりん男爵「・・・・」

 

結果は残念ながら不採用。お祈りメールです。

 

とにかくお会いした時から負のオーラがすごいのなんの。

 

一度現場から離れてしまっていても、再起して頑張りたい!という熱い気持ちが伝わってくればまだ話は違ったのですが、それもなく、とにかくどこでもいいから今よりいいお給料で働きたいという希望のみで、当社への興味もゼロ。だって、ホームページすらちゃんと見ていないんですもん。

 

そんな状態ですから、うつむき加減で笑顔もなく、かつての輝きは微塵も感じられなかったのでした。

 

ほんとにちょっとしたことで人生は変わってしまいます。もちろん、ぷりん男爵も他人ごとではありません。

 

求人広告のCMでは、転職を積極的に進めていますが、いまの環境が恵まれていると感じている方は、転職に慎重になったほうがいいと思いますよ。

 

あなたが手放そうとしている今の生活は、二度と手に入らない宝物のような毎日なのかもしれませんから。

  

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