それでも人事になりたいですか? ~ぷりん男爵のおもしろ人事奮闘記~

こんにちは。ぷりん男爵です。某エンターテインメント企業で、10年以上人事の仕事をしています。人事の仕事って一言でいってもいろいろありますよね。なので、このブログでは、人事の知られざる日常について、時にまじめに、時に楽しくお伝えしていきたいと思っています。肩の力を抜いてお楽しみください。

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スメルハラスメントの対応と人事の役割

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こんにちは。ぷりん男爵です。

 

人事の仕事をしていると、様々なハラスメントについての情報が、社内各所から寄せられることがあります。

 

ハラスメントっていうと、皆さんは何を思い浮かべますか?

 

有名なところだとセクシャルハラスメント(セクハラ)」パワーハラスメントパワハラ)」なんていうのが一般的ですよね。

 

セクハラ、パワハラなんていうのは、本来は専門用語のはずなのですが、特に説明しなくても一般常識として世の中に浸透しているのは、それだけそういった事案が世の中に多いという事の裏返しでもあるのでしょう。

 

そして、もう一つ重要なものに「スメルハラスメント(スメハラ)」というものがあります。こちらは、セクハラやパワハラと比べると、比較的新しい言葉なので、聞いたことないという方もいるかもしれません。

 

今回は、この「スメハラ」について少しお話してみたいと思います。

 

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スメルハラスメント、つまり「臭い」により周囲を不快な気分にさせる行為ですが、いくつか事例をあげて考察してみましょう。

 

たとえば、会社の自席で食事を取り、そこで出たゴミをそのままにして放置し悪臭が漂う。そして、その周囲に席がある従業員から、もう我慢ならない!とクレームが出た。なんていうのは、比較的対応が簡単です。

 

出たゴミを片づければ、ひとまず臭いの元は絶たれるのですから。そして、その従業員には、きちんと臭いの出るゴミはすぐにゴミ箱に捨てるよう徹底指導する。それができない場合には、なんらかの懲戒処分を課すことも伝えます。

 

会社には「安全配慮義務」というものがあり、従業員が安全で健康に働く事ができるように配慮しなければならない会社の義務の事を指します。

 

これは労働契約法の第5条(労働者の安全への配慮)でも明文化されているため、それを脅かす事態があった場合には、その事象を取り除くよう、会社は何らかの対応を取らなければならない訳です。

 

以前、ぷりん男爵が勤めていたあるゲーム会社でも同じような事案がありました。

 

あるプログラマーさんが、徹夜作業が続き、何日間か会社に寝泊りをすることを繰り返す中で、だんだんとゴミをためこんでいたんですね。

 

その時は、その方の上司から「〇〇くんにゴミはちゃんと捨てるように言ってるんだけど、その場だけの返事だけでちっとも言う事聞かないから、人事からも言ってほしい。」という相談があり出動したんですけど、もう即刻イエローカードですよね。

 

っていうか、その上司もしっかりしろ!って感じでしたが。

 

より対応が難しくなるのは、自身が発する臭いで、周囲の環境を害する場合です。

 

たとえば、体臭や口臭というのは、自分ではなかなか気づきにくいですし、周囲の方も「下手に注意をして、相手の人を怒らせないか心配・・。」とか、「今後の仕事がやりにくくなったりしたらイヤだな・・」という思いから、我慢を強いられているケースも少なくありません。

 

でも、あまりに我慢をし続けた結果、体調を崩してしまったり、最悪ウツになってしまったなんてケースもあるので、「たかが臭い」で済まされる問題では決してないのです。

 

当事者間で解決が難しい場合には、人事の出番となります。

 

人事は言いにくいことを、きちんと伝える仕事です。

もちろん、みんなのいる前などではなく、会議室に呼んで、まずは優しく伝えます。

 

「〇〇さん、自分では気づいてないかもしれないけど、ちょっと臭うよ。」と。

 

口臭や体臭は今はケアできる商品などもたくさんありますからね。そういうのを使って、周りに迷惑がかからないよう注意してほしいことを率直に伝えるのです。

 

たいていの場合は、これで解決しますが、それでも改善しない場合は、繰り返し当事者に改善を求めるよう強く伝えていきます。

 

夏場って、汗をかきやすいので、臭いもきつくなりがちなんですよね。ワキガなどの病気で臭ってしまう場合もあります。これは本人に責任のない部分もあるので、本当につらいのですが、でも伝えます。

 

体から出る臭いって、とてもデリケートな問題なので、伝え方を間違えると相手を傷つけてしまうことにもなりかねません。かと言って、何も言わなければ、周囲の方々の就業環境を著しく害することになってしまいます。

 

だからこそ、相手を傷つけないよう、でもきちんと伝えることは伝えるというテクニックが必要になってくるのです。

 

臭う事を厳しく責めるのではなく、「お互いが気持ちよく仕事ができるよう、協力してもらえないか。」と。

 

女性の場合には、香水の匂いがキツイなんていうケースもあります。私的にはこっちのケースの方が気を使いますね。伝え方を間違えると、ヒステリーを起こされる場合もありますから。面談の前はもう胃がキリキリしますよ。でも、それが人事の仕事なんです。

 

しかも、人事に相談がくる時って、ほとんどの場合、ゴチャゴチャにこんがらがって面倒なことになってたり、当事者同士がいがみあってアツアツに炎上してたり、そんなものばかりなんですよね。もうほんと大変です!

 

できれば炎上する前の、まだ火種のような状態の時に相談してくれるとありがたいのですが。(笑)

 

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