それでも人事になりたいですか? ~ぷりん男爵のおもしろ人事奮闘記~

こんにちは。ぷりん男爵です。某エンターテインメント企業で、10年以上人事の仕事をしています。人事の仕事って一言でいってもいろいろありますよね。なので、このブログでは、人事の知られざる日常について、時にまじめに、時に楽しくお伝えしていきたいと思っています。肩の力を抜いてお楽しみください。

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転職の口コミサイトをそのまま信じてはいけない。

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こんばんは。ぷりん男爵です。

 

転職をするとき、みなさんはどうやって情報収集をされてますか?

 

まず第一に、その会社のホームページ。これは当然見ますよね。(まれに、ホームページを見ないで面接に来る猛者もいますが・・)

 

次に、リクナビネクストやマイナビ転職といったWEB求人サイト。その会社が何らかの媒体に求人広告を掲載していれば、非常に参考になる情報が入手できるツールと言えます。

 

そして三つ目に、本日議題にあげさせていただく「転職口コミサイト」があります。リブセンスが運営している「転職会議」や、エン・ジャパンが運営している「カイシャの評判」といったサイトがそれに当たります。

 

いわゆる「食べログ」の転職版みたいなものなのですが、その会社に在籍している従業員や、退職した従業員などが、その会社のよかったところ、悪かったところを記載し、星を付け、評価するサイトとなっています。

 

転職希望者はこのサイトを訪れることにより、企業のホームページや求人広告からは知り得ることができない、リアルな声を聴くことができるという仕組みです。

 

ブラック企業への入社を回避する対策として、一定の役割を果たしていると思われるこの「口コミサイト」ですが、私は、個人的にはあまり好きになれません。

 

 

【ぷりん男爵が、口コミサイトを好きになれない理由】

 

1.口コミサイトに書き込みをしている方が、どういう方か全く分からない。

 

口コミサイトへの記載は基本匿名です。大まかな職種や、在籍していた期間などを記入する欄はありますが、自己申告のため、どこまで信憑性があるか分かりません。

 

たとえば、会社でトラブルを起こしてクビになった従業員が、腹いせとばかりに、その会社の悪口(あることないこと)を書き込むというケースもあるわけです。そんな方は、当然、自分の身元がバレるのを恐れますから、在籍期間や職種などは適当なことを書き込むでしょう。

 

そんなゴミみたいな記事でも、事情を知らない第三者が見れば、「わ!この会社超ブラック!応募するのやめよ!」ってなってしまうわけです。人事としてはたまったものではありません。

 

書かれている内容が、ライバル企業の従業員が書き込んだデマという可能性もあります。書き込みをした人が、本当にその会社の従業員だったかどうかなんて、運営している会社は調べません。というより、調べようもありません。

 

そんな不確かな情報に、どれだけの意味があるというのでしょうか。

 

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2.古い情報がいつまでも掲載されている。

 

口コミサイトに掲載されている情報というのは、時間が経てばどんどん意味のないものになっていきます。

 

たとえば、5年前に記載されている情報で「上司がパワハラ体質で、体育会系の組織だった。営業成績が悪いと罵詈雑言を浴びせられた。」という記載があったとします。

 

それを見た方はどんな印象を持つでしょうか。

 

やっぱりブラック企業だという印象を持ちますよね。私ならそう思います。それがたとえ5年前の記事だったとしてもです。

 

しかし、実際には5年も時間が経てば、当事のパワハラ上司は、すでに会社を辞めていて、その会社にいないという可能性もあるわけです。

 

また、会社全体で「パワハラを無くそう」という取り組みをして、そういった体質が一掃されているかもしれません。

 

でも、口コミサイトの中では、当事の情報が5年経った今でも、まるでリアルタイムであるかのようにそこに残っています。

 

そんな古い情報に何の価値があるというのでしょうか。

 

これは、「残業がとにかく多くて、家に帰りづらい雰囲気の会社だった。」とか、「社内の人間に覇気がなく、やりがいを感じられない会社だった。」とか、様々なケースの書き込みにも当てはまります。

 

確かに昔は、残業が多いのが常態化していたかもしれませんが、数年経ち、社長が代わって、そういった無駄な残業を無くそうという方針に転換されたかもしれません。

 

社内に覇気のない人間が多かった時期もあったかもしれないけれど、その後、若いメンバーが中心となって、そいうった無気力体質な風土を一掃させ、現在はやる気に満ち溢れた会社に生まれ変わっているかもしれません。

 

でも、そんな変化は、この口コミサイトからは一切情報として伝わってこないのです。

 

繰り返しますが、そんな古い情報に、いったいどれだけの価値があるというのでしょうか。

 

 

転職しようという方は、労働環境のいいホワイトな会社に入社したいと考えています。これは、新卒の学生でもそうです。

 

誰も好き好んで、ブラック企業に入社したいと思う人はいません。

 

だからこそ、あらゆる手段を使って情報収集をするのですが、もっともやりやすい情報収集の手段がネットからの情報によるものです。

 

「転職会議」や「カイシャの評判」といったサイトは、運営母体もしっかりしていますし、サイトとしての作りもしっかりしていますから、それだけに、そこに書かれている情報は、おのずと信憑性を増してきてしまうのです。現実はどうであるかは別として。

 

もちろん、ある程度の参考資料として使う分には全く問題ありません。中には納得感のある書き込みもありますから。

 

ぷりん男爵が言っているのは、こういった口コミサイトの情報を盲目的に信じてしまうのがNGだと言っているのです。

 

少しでも気になる会社があって、そこに応募してみたいけど、口コミサイトを見たら、評判がいまいちだった。どうしようかな・・。

 

そんなときは、迷わず応募してみてください。そして面接に行ってみてください。

 

ネットに掲載されている、誰が書いたか分からないゴミみたいな情報を信じるのではなく、自分自身でその企業を訪問し、面接官の方を通じて、雰囲気を感じ取ってみてください。そして、できれば会社の中を見学させてもらってください。ネットの情報では分からなかった、様々なことが肌感覚で伝わってくるはずです。

 

どうか、情報に踊らされてチャンスをみすみす逃すような、「残念な人」にあなたがならないことを祈っています。

 

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