それでも人事になりたいですか? ~ぷりん男爵のおもしろ人事奮闘記~

こんにちは。ぷりん男爵です。某エンターテインメント企業で、10年以上人事の仕事をしています。人事の仕事って一言でいってもいろいろありますよね。なので、このブログでは、人事の知られざる日常について、時にまじめに、時に楽しくお伝えしていきたいと思っています。肩の力を抜いてお楽しみください。

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育児短時間勤務(時短勤務)の期限を延長することのメリットとは

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こんばんは。ぷりん男爵です。

 

私が手がけていたプロジェクトで、「育児介護休業規程」の改定というものがあったのですが、この度、取締役会の承認を経て、改定できる運びとなりました。

 

内容としては、育児休業から復帰された従業員の育児短時間(以下、時短)勤務について、現状は法律通りの【3歳に満たない子」を養育する従業員は、時短制度を利用できる。】としていたものを大幅に引き上げ、【「小学校3年生の年度末(331日)までの子」を養育する従業員は、時短制度を利用できる。】と、取得期限を延長できるようにしたのです。

(※「3歳に満たない子」とは、3歳の誕生日の前日までの子の事をいいます。)

 

時短勤務とは、例えば所定労働時間が9時~18時の会社があったとしたら、それを9時~16時とかに変更して、保育園へのお迎えがしやすいようにしたりする制度のこと。

 

もちろん、その期間の給与は通常より減額されますが、それでも、働きながら子育てする従業員にとっては、なくてはならない制度といえます。

 

ただし、その期限が法律通りの「3歳に満たない子」だと、まだまだ子どもも小さいので、通常勤務への復帰が難しいことから、不本意ながら会社をやめざるを得ないということもあったのです。

 

スキルや経験のある従業員が、こんなことで辞めなければいけないなんて、本当にもったいないですよね。

 

なので、ぷりん男爵は、上長や経営層に掛け合い、時短勤務を「小学校3年生の年度末」まで延長できるように変更したのです。

 

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当初は経営サイドからの反発がありました。結局、働く時間が短くなるということは、それだけ周囲のメンバーにその分のしわ寄せがいくからです。

 

ただでさえ忙しい制作現場(ぷりん男爵は映像やゲームなどのエンタメ系コンテンツの制作会社に勤めています。)で、そんなに長期間、時短勤務をされたら、現場がまわらなくなるという理屈です。

 

また、現場の管理職も時短の期限延長には反対派でした。理由は経営層と同じです。メンバーのマネジメントや、労働時間管理がしにくくなるからです。

 

ただ、よく考えていただきたいのですが、優秀な人材が辞めてしまえば、その補充で人を採用しなければならなくなります。採用コストもかかります。書類選考や面接などで時間も取られます。

 

売り手市場の現在、なかなか優秀な方の採用は難しいですし、苦労して採用した方がとんだ見込み違いだったという場合は目も当てられません。

 

時短勤務ながら、知識も経験もある優秀な人材が長く安心して働ける環境と、お子さんが生まれる度に人がどんどん辞めていく環境、長期的にみてどちらにメリットが大きいかは一目瞭然です。

 

当然、時短勤務の延長施策だけでは、先ほど言った現場への負担が大きくなるため、あわせて、労働時間短縮に向けての仕組み作りもする必要があります。無駄な作業を洗い出し、やらなくてもいい仕事は、勇気を持って断ち切る。という決断が必要となってきます。

 

テレワーク制度を導入するといった後方支援も必要不可欠です。

 

そうやって、働きやすい会社を作るのも人事の仕事のひとつといえます。

 

今回、時短勤務の延長制度を導入したことで、該当する従業員からは、大変感謝されました。人事冥利に尽きるというものです。

 

反対派だった経営層や現場の管理職についても、メリットデメリットを分かりやすく説明することで納得してもらえました。

 

日ごろ、ストレスの多い人事の仕事ですが、こういう前向きな仕事に取り組んでいるときは本当にやりがいを感じますね。

 

こんな仕事ばっかりだったらいいのになあ。笑

 

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