それでも人事になりたいですか? ~ぷりん男爵のおもしろ人事奮闘記~

こんにちは。ぷりん男爵です。某エンターテインメント企業で、10年以上人事の仕事をしています。人事の仕事って一言でいってもいろいろありますよね。なので、このブログでは、人事の知られざる日常について、時にまじめに、時に楽しくお伝えしていきたいと思っています。肩の力を抜いてお楽しみください。

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新卒社員がホームシックでメンタル不全に。その時の対処法とは?

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こんばんは。ぷりん男爵です。

 

先日、WEBコンテンツ制作をしている部署のN課長から、「所属部署のメンバーのAくんが、最近元気がないように感じる。話を聴いてみたんだけど、大丈夫というだけで、何か歯切れが悪い。仕事上のミスも増えてきているので心配だ。一度人事で面談してもらえないか?」という依頼がありまして、昨日そのAくんと面談をしたんですよ

 

A君は今年の4月に入社した新卒一年目のWEBデザイナー

 

北海道の専門学校を卒業後に、当社に入社した若手のホープです。

 

ちょっと天然なところもあるけれど、明るくて憎めない性格から、周囲の先輩たちにも可愛がってもらっており、ぷりん男爵も「このままスクスクと育っていってくれよ。」と、暖かい目で見守っていた子でした。

 

少し前に彼とエレベーターで会った時には、「日々勉強しながら頑張ってます!」と笑顔でお話していたAくん。彼に何があったのでしょうか。

 

昨日面談をして話を聴いてみると意外な事実が判明したのでした・・。

 

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ぷりん「最近どうですか?仕事忙しい?」

 

Aくん「はい。忙しいのは確かですが、それでもそんなに残業している訳ではないので、そこまで大変という訳ではありません。」

 

ぷりん「ちょっと元気がないみたいだけど、何か悩んでることとかあるのかな?」

 

Aくん「気を使わせてしまってすみません。悩みというほどの大げさなことではないので、あまり気になさらないでください。大丈夫です。」

 

ぷりん「いや、でも心配だからさ。なんでも気軽に相談してほしいんだ。話せる範囲で構わないから。仕事上のことかな?」

 

Aくん「いえ、仕事は順調です。先輩に怒られることもありますが、とても勉強になりますし、やりがいも感じています。」

 

ぷりん「そうかー。じゃあプライベートなことなのかな?」

 

Aくん「プライベートといいますか・・。すいません、大丈夫です。頑張ります!」

 

ぷりん「つらいときに無理して頑張る必要はないよ。無理してもいい仕事はできないからね。もし、何か困ったことがあったら、遠慮せず話して欲しいんだ。それが人事である私の役割でもあるんだから。」

 

少しの沈黙のあと。

 

Aくん「先日、田舎の両親がこちら(東京)に遊びにきまして、いろいろと観光名所を案内したんですよ。」

 

ぷりん「それはいいね!親孝行だなぁ。」

 

Aくん「いえ、そんな・・。3泊くらいして、両親は北海道に帰ったんですが、向こうで暮らしていたときのことを思い出したら、なんか東京で暮らしていくの辛いなあって思っちゃって。仲のよかった地元の友達が東京にいたんですけど、その友達も先月会社を辞めて北海道に帰っちゃって、先日メールが来たんですけど、やっぱりこっち(北海道)は最高だー!みたいな事が書いてあって。」

 

ぷりん「で、Aくんも北海道に帰りたくなっちゃった?」

 

Aくん「はい。そうしたら、なんだか気分が落ちこんじゃいまして、仕事も手に付かなくなってミスも多くなり、それで先輩に怒られて、自己嫌悪になったりして、さらに落ち込んだり・・。本当にすみません。」

 

 

そうなんです。つまりAくんは『ホームシック』にかかってしまったのです。

 

実は以前もそういうことがありまして、新卒1年目の男性社員がゴールデンウィーク明けに退職願いをもってきて、理由を聴いたら、東京でやっていく自信がなくなった。地元に帰りたい。と。

 

いわゆる五月病のような症状になってしまったのです。説得もむなしく、そのまま彼は会社を退職しました。

 

Aくんは、普段から明るく飄々としたタイプに見えただけに、ちょっと意外でもありましたし、私としても完全に油断をしてしまいました。

 

その後、産業医やAくんの上司のN課長とも相談し、彼には1週間のお休みを与えて、実家に帰ってリフレッシュしてきてもらうことにしました。

 

このまま彼に「今は踏ん張りどきだろ?つらいこともあると思うけど、頑張れ!」なんて発破をかけても、かえって彼を追い込むことになりますし、下手をしたら退職なんてことにもなりかねません。

 

それこそ、手間隙掛けて採用した有望な若手人材を失うことになってしまいます。

 

いずれにせよ、メンタルが弱っている人にそのまま働いてもらっても、生産性があがりませんし、ミスが多くなるだけなので、であれば、思い切ってリフレッシュして気分も新たに仕事に向かってくれたほうが、はるかに効率的です。

 

その間の仕事は現場の先輩がカバーすることになり、一時的にメンバーの負担は増しますが、いきなり退職されることに比べればダメージは全然少ないです。

 

今回はN課長が彼の変化に気づき、人事に話をあげてきてくれたので、こういった対応ができましたが、多くのケースでは、上司が部下の変化に気づかず、人事に話が上がってきたときには、すでに退職を決意したあとで、引きとめは難しかったということが非常に多いです。

 

当社の管理職は、自身でも案件を抱えるプレイングマネージャーがほとんどのため、日々の業務で手いっぱいで、なかなか部下の細かな変化にまで気を配ることができないという方が多い中、今回のN課長は本当にファインプレーでした。

 

人の人生なんて、本当にちょっとしたことで大きく変わっちゃうんだよなぁ。と、改めて感じたぷりん男爵なのでした。

 

あとは、Aくんが一週間後に元気になって出勤してきてくれるのを祈るのみです。

 

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