それでも人事になりたいですか? ~ぷりん男爵のおもしろ人事奮闘記~

こんにちは。ぷりん男爵です。某エンターテインメント企業で、10年以上人事の仕事をしています。人事の仕事って一言でいってもいろいろありますよね。なので、このブログでは、人事の知られざる日常について、時にまじめに、時に楽しくお伝えしていきたいと思っています。肩の力を抜いてお楽しみください。

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人事の仕事と家庭訪問

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こんばんは。ぷりん男爵です。

 

改めて言うまでもなく、人事の仕事は「人(ヒト)」と関わる仕事です。

採用、教育研修、評価面談など、あらゆる場面でヒトと関わります。

 

また関わるヒトの範囲も本当に様々です。

自社の従業員はもちろんのこと、入社を希望されている求職者や学生さん、求人媒体や人材紹介会社の担当者、学校の先生、産業医さんetc..

 

なので、ヒトと話すことが好きな方や、ヒトと関わることが好きという方に、人事の仕事は結構人気です

 

確かに、ヒトと話すのが苦手だと人事の仕事は務まりませんし、ただ黙々と作業をしていたいというタイプの方には、人事の仕事は難しいでしょう。(大手企業で、人事の仕事が細分化されており、社会保険や給与計算の手続きだけやっているという方は別ですが。)

 

ただ、ヒトと関わるといっても、その全てが前向きな仕事ばかりではないということは、これから人事を目指すという方は、意識しておかなければなりません。

 

うつ病になった方との面談や、パワハラやセクハラをした労働者の処分、退職勧奨など、かなりネガティブな仕事もたくさんあります。コミュニケーション力が高く、ヒトと関わるのが好きというだけでは、乗り越えられない仕事もたくさんあるのです。

 

ある種の冷徹さや、どんな状況になったとしてもぶれずに、毅然とした態度で立ち振る舞う姿勢が求めらる事もあるということですね。

 

あと、そんなに頻繁にあるケースではありませんが、従業員の家庭訪問をしなければならなくなることもあります。学校の先生が生徒の家庭訪問をするのとは違って、人事が従業員の家庭を訪問するというのは、確実に何かトラブルがあったときです。

 

従業員が、突然会社に来なくなってしまった場合などがそんなケースに当たりますが、最初は同じチームの仲間や、その方の上司が対応するものの、手に負えないケースの場合などは、人事に相談がくることも多々あります。

 

電話をしても、メールをしても何の返事もない。また、連絡があったとしても、明らに従業員がウソをついて会社に来ないような場合には、人事が介入して、従業員と直接対決することもあります。

 

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私がかつて経験したケースですが、SEで採用した従業員の男性(30代前半)が、入社してから1ヶ月くらい経ったときに、インフルエンザになったので休みたいと連絡があったんですよ。

 

で、社内規定に則って、1週間お休みをしたのですが、そのあと復帰予定日に「今度は食中毒になったので休みたい」と連絡があり、再び数日お休み。そしてまた復帰予定日に、今度は「祖母が倒れたので付き添いたいので数日休みます」と連絡。

 

最初はインフルエンザからの食中毒で、「なんてツイてない人なんだろう。」なんて話をしていたのですが、それもだんだん「あれ?おかしくね?」って話になってきまして。

 

で、さらに今度は「新型インフルエンザになったので1週間休みます。」と連絡。さらに1週間後、今度は「猫アレルギーで熱が出たので休みます。」という連絡。もう明らかにウソじゃん。

 

結局、1ヶ月以上にわたって欠勤という状況になったんですね。

 

現場からは、仕事にならないので、あの人クビにしてください。という嘆願があり、彼が試用期間中だったこともあって、経営とも相談して、彼を解雇することにしたんです。

 

でも、その方が会社に来ないことには、その話もできない。

 

復帰したら解雇の話をしようと資料だけは準備していたものの、猫アレルギーのあとも、「母が倒れた。」とか言ってまた休み。

 

一向に会社に来ないので、結局家庭訪問をすることにしたんです。

 

最初は、「ちょっとお話したいことがあるので、少しだけでも会社にこれませんか?」と話していたのですが、「いや、ちょっと難しいです。」という返事。

 

さらに、「では、こちらからご自宅の近くの喫茶店などにうかがうので、そこに出て来れませんか?」とお話すると、「母の具合が悪く、病院に付き添わなければいけないので、ちょっとお会いするのが難しいです。」という返答。

 

なんだかんだ理由を付けて会おうとしないんですね。

 

こちらとしては、なんとしても彼に会って話をしなければならない。

 

解雇という事実を告げることはもちろん、従業員という身分を有している以上、彼には社会保険料がかかっており、出社していないので給料から保険料を引くことができず、その分を会社が立て替えているような状態になっているので、それを返してもらわなければなりませんし、貸与しているセキュリティカードの返還や、健康保険証の返還、退職後の機密保持契約を結んだりと、彼と会って、直接やり取りしたいことが山ほどあるわけです。

 

なので、最終手段として、彼の上長と二人で、彼の家の近くまで言って、そこから電話をかけるという方法を取りました。

 

彼はアパートで一人暮らし。

外から彼の部屋の窓を見ると、人影が見えたので在宅していることは明らかです。

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ぷりん「○○さん、いまどちらにいらっしゃいますか?」

 

「母の病院に付き添っています。なかなか会社に行けずすみません。」

 

ぷりん「実は、いま○○さんの自宅の近くに来ているんですよ。○○さん、いまご自宅にいらっしゃいますよね?」

 

「えっ!!!あ、いや、はい。」

 

ぷりん「お話したことがあるんですけど、いまご自宅にうかがってもいいですか?それとも近くの喫茶店などに来ていただいても構わないのですが。」

 

「(深いため息のあとに)・・・自宅で構いません。すみませんでした。」

 

ぷりん「では、うかがいますね。」

 

そして、彼の家に伺い中に入ると、そこはスナック菓子やマンガ雑誌、ゲームなどが散乱した、半ゴミ屋敷状態の部屋だったのです。

 

うわっ!と思いながらも、こちらは仕事なので、淡々と解雇する旨を伝え、書類のやり取りを交わし、社会保険料を振り込むようお話をしたのですが、もう本当にイヤでしたね。

 

ちなみに、なんで会社に来なかったのか聞いてみると、どうやら彼は1ヶ月間もの間、ネットゲームにはまりつづけて、いわゆるネトゲ廃人になっていたようなのです。30過ぎて何やってんだか。

 

気分としては、ほとんど借金取りのような感じですよ。

 

帰り間際には、訳の分からない罵詈雑言を浴びせかけられたりと、ほんとクソみたいな仕事でした。(笑)

 

でも、そんな仕事も人事にはあるっていうことです。

それもそんなにレアなケースではなく、まあまあな頻度で。(私の勤めている会社が、インターネットコンテンツやスマホゲームなどのエンタメ系コンテンツを制作している会社だからかもしれませんが。)

 

繰り返しになりますが、これから人事を目指される方は、人事の仕事は、楽しい前向きな仕事ばかりじゃないってことは、ぜひ頭の片隅に置いておいてくださいね。

 

 

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