それでも人事になりたいですか? ~ぷりん男爵のおもしろ人事奮闘記~

こんにちは。ぷりん男爵です。某エンターテインメント企業で、10年以上人事の仕事をしています。人事の仕事って一言でいってもいろいろありますよね。なので、このブログでは、人事の知られざる日常について、時にまじめに、時に楽しくお伝えしていきたいと思っています。肩の力を抜いてお楽しみください。

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ストレスに強い人と弱い人の違い(デビット・D・バーンズの「認知の歪み」)

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 こんばんは。ぷりん男爵です。

 

人事の仕事をしていると、ストレス過多でメンタルを病んでしまった方々と面談をする機会がまあまあな頻度であったりします。

 

つい最近も、仕事とプライベートのバランスがうまく取れず、不眠や頭痛、めまいといった症状に悩まされている入社2年目の新卒従業員と面談をし、産業医にリファーする手続きを取ったばかりです。

 

ストレスに強い人と弱い人の違いって何なのでしょう。

 

たとえば、仕事に厳しい上司の下で働いている従業員AさんとBさんがいたとして、仕事のミスを指摘されたAさんは「自分はなんて駄目なんだ・・」とメンタルを病んでしまい、Bさんは「厳しく指導してくれるのは、期待されている証拠!」と、奮起して大きく成長する、なんてことはよくある話です。

 

ストレスって「何が起こったか」という事象に対して発生するのではなく、「起こった事象に対して、自分がどう考えたか(どう感じたか)」によって、発生するものだと私は考えています。

 

スタンフォード大学の准名誉教授であり、ハーバード医科大学客員研究員を務めた、認知行動療法の開発のパイオニアである「デビット・D・バーンズ」という方をご存知でしょうか。

 

彼が提唱した、非合理な考え方の代表例「10種類の認知の歪み」という理論が、ストレスに強い人、弱い人の違いを紐解く上で大変参考になるので、ここでご紹介します。

 

1.全か無か思考

・ものごとを白か黒かで判断しようとする。中間的な判断やあいまいさを許容することができない。特にネガティブな判断をする傾向にあり、完璧主義者になりがちである。好き-嫌い、良い-悪い、正解-間違い、成功-失敗の二極の選択肢しか持たない。1つでも悪い点があれば失敗・不合格・欠陥だと判断してしまう。

 

2.一般化のしすぎ

わずかな出来事からネガティブな法則を導き出してしまう。1回失敗をしたとしても努力を続けていれば成功する可能性がある。しかし、1度失敗を経験してしまうと次回以降も必ず失敗すると決めつける。1度起きたネガティブな経験は必ず繰り返すと決めつけてしまう。「いつも」、「絶対に」、「みんな」という単語を用いることが多く、「いつも私は嫌われる」、「絶対に失敗する」、「みんな私に優しくしてくれない」といった話をする。

 

3.心のフィルター

良い面や良い結果を目を向けず、悪い面や悪い結果にだけ目を向けてしまう。自分の長所や人にほめられたことは頭に残らず、自分の短所や人に非難されたことばかりが頭に残ってしまう。そのため生きていても暗い気持ちにしかならず、何かを積極的・前向きに取り組むことができない。

 

4.マイナス化思考(プラスの否定)

良い結果でも悪く解釈する。うまくいっても「まぐれだ」と解釈したり、ほめられても「本心ではバカにしている」と受け取ったりする。前述の心のフィルターは良い面や良い結果を無視するが、このマイナス化思考は良い面や良い結果を悪いものに置き換えてしまうため、心のフィルター以上にやっかいな歪みである。

 

5.結論への飛躍

根拠もないのに飛躍した結論を導き出す。相手の心を深読みしたり、将来を先読みしすぎて悲観的になったりする。例えば、不機嫌そうな人を見ると、実は体調が悪いだけなのに、「自分のことを怒っているんだ」と推測してしまう。または、「どうせ私は一生孤独だ」と将来について断定的に悪い予測をしてしまう。前述の一般化のしすぎは、わずかでも根拠(事実)があるのに対し、結論への飛躍は根拠(事実)が無いため、一般化のしすぎ以上にやっかいな歪みである。

 

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 6.拡大解釈(破滅化)と過小評価

自分の失敗や短所を過大視し、自分の成功や長所を過小評価する。ささいな失敗を「この世の終わり」のようにとらえたり、成功を「たいしたことない」ととらえてしまう。わずかな失敗を根拠にすべておしまいだと解釈するという点では、全か無か思考とも言える。

 

7.感情的決め付け

感情を根拠に結論付けてしまう。「あの人は私をイライラさせる。だからあの人はサイテーな人間だ」、「不安だ。だから失敗するにちがいない」というように、不安や怒りなどネガティブな感情にとらわれると、ポジティブな感情が生まれにくくなってしまう。ネガティブな面だけが強調されるという点では前述の心のフィルターとみなすこともできる。

 

8.すべき思考

「~すべき」、「~にちがいない」といった自分の価値観を持ち、その価値観に従わなければならないと過剰に考えてしまう。価値観に従って行動するため、つらいことやイヤなことでも頑張ってやり続けようとしてツラい思いをしてしまう。また、他人にも同じように期待したり押しつけてしまったりするため、期待通りにならないと落ち込んだり、相手を怒ったりしてしまう。

 

9.レッテル貼り

一般化のしすぎが行き過ぎて、ネガティブなイメージを固定化してしまう。「私はダメ人間だ」、「あの人は冷血人間だ」とレッテルを貼ってしまう。一度レッテルを貼ってしまうと、そのイメージと異なる言動があってもレッテルを剥がそうとせず固定化したイメージを持ち続けてしまう。過剰な偏見、ネガティブな先入観を持っているため、前向き・肯定的な発言や行動ができなくなってしまう。

 

10.個人化(責任転嫁)

自分でコントロールできないことも自分のせいだと考える。「子どもが非行に走ったのは育児がダメな自分のせいだ」、「夫が失業したのは支えなかった私のせいだ」、「部下が退職したのは育成できなかった自分のせいだ」などと考え、とにかく「悪い出来事は自分が原因」という結論付けをしてしまう。

 

 ストレスを抱えやすい方、ストレスに弱い方は、これら「10種の認知の歪み」にあるような思考をしてしまう方が多いのではないでしょうか。

 

たとえば、1の「全か無か思考」。

常に100点満点を目指している完璧主義(非合理的な考え方)の持ち主は、10ある仕事の中でたとえ一つ失敗しただけでも、「こんなこともできない自分は駄目だ。」と、すべて否定するような思考に陥ってしまい、周囲から見るとすごくできているにも関わらず、落ち込んでしまい、結果大きなストレスを抱えたりするのですが、ストレスに強い(合理的な考え方)の持ち主は、「10個もある仕事のうち、たった一つ失敗しただけで済んだ。この成功体験を元に、次はもっとうまくいくように頑張ろう!」と、常にポジティブに物事を考えることができるのです。

 

6の「拡大解釈と過小評価」の場合はどうでしょうか。

自分に厳しすぎる(非合理的な考え方)の持ち主は、「駄目だった」「うまくいかなかった」という出来事ばかりが脳裏に浮かび、結果、気持ちは暗くなり、常にストレスを抱えたような状態になってしまいますが、合理的な考え方の持ち主は、些細なことでも、成功したこと、よかった部分を意識するようにしているので、「○○は駄目だったけど、××はうまくいったから、トータルで考えてまずまず成功したと言えるだろう。」と、ポジティブに考えることができるのです。

 

考え方のクセを改めるのは、なかなか簡単なことではありませんが、認知の歪みにあるような非合理的な考え方から、合理的な考え方にシフトすることを意識するだけでも、人生は大きく変わってくると思います。

 

ご自身の普段の言動を顧みて、上記10種にあるような認知の歪みに陥っているなと感じた方は、ストレスに弱い人から、ストレスに強い人になれるよう意識改革を行っていきましょう!

 

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