それでも人事になりたいですか? ~ぷりん男爵のおもしろ人事奮闘記~

こんにちは。ぷりん男爵です。某エンターテインメント企業で、10年以上人事の仕事をしています。人事の仕事って一言でいってもいろいろありますよね。なので、このブログでは、人事の知られざる日常について、時にまじめに、時に楽しくお伝えしていきたいと思っています。肩の力を抜いてお楽しみください。

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働き方改革が進むと将来的に企業が弱体化するのでは?というお話。

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こんばんは。ぷりん男爵です。

 

日本における働き方改革が浸透し、休日出勤や深夜残業など過度な労働時間が以前に比べて大きく抑制されてきています。

 

労働基準監督署において、過重労働を撲滅するために組まれた労働基準監督官の特別チーム「過重労働撲滅特別対策班(通称「かとく」)」の存在が大きくピックアップされるなど、国の本気度もこれまでとは違うため、各企業において働き方改革に取り組むことは、もはや避けて通れない命題となっています。(それでも、そんなのお構いなしに、長時間労働を是とするブラック企業もまだまだありますが。)

 

ちなみに、ぷりん男爵は、某大手マスコミ系のエンターテインメント企業のグループ会社で人事マネージャーの仕事をしているのですが、業界特性上、数年前までは従業員の深夜労働・休日出勤が常態化し、長時間労働はひどい時で1か月200時間を超えるなど、それはひどいものになっていました。(労基署からも指導を受けました。(汗))

 

しかし、昨年1年間かけて働き方改革に取り組み、休日出勤の原則禁止や、もし休日出勤をした場合は、必ず月内に振替休日を取得することを義務化するなどした結果、長時間労働は劇的に減少。「かとく」なんて怖くないぜ!と言えるレベルにまで改善したのです。

 

ただ、働き方改革に取り組み、長時間労働が是正されたことを喜ぶ一方で、個人的にはある矛盾も感じていたりするのです。

 

それは、「この働き方改革が、若手従業員のスキルアップの機会も奪ってしまっているのではないか。」というもの。

 

20代くらいの従業員の方って、それこそがむしゃらに仕事に取組み、スキルアップを図る時期だと思うんですよね。

 

実際私が20代だった20年近く前は、通常業務が終わってから、自身のスキルアップのために残業するのが当たり前。帰りは毎日深夜なんていうのが日常でした。上司も大変厳しかったですし、今だったらパワハラで訴えられるレベルの指導をよく受けていたものです。

 

ただ、それに負けずになにくそ!と思って歯を食いしばって頑張ってきたおかげで、自身のスキルアップが図れたのも事実。その時の経験は、40代後半となった今でも実務で大いに役立っています。

 

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今は、そういう時代ではないということは当然理解しつつも、一方で、私が20代の頃に今みたいにゆるい環境で仕事をしていたら、今の自分はあるだろうか・・と考えると、おそらく無理だったと思うのです。

 

人生には、踏ん張って仕事に取り組まなきゃいけない時期っていうのがあって、それは、やっぱり、時間的にも体力的にも余裕がある20代の頃なんですよね。その時にどれだけ頑張れるかで、30代、40代のキャリアが変わってくる。

 

でも、今の働き方改革は、とにかく労働時間を削減しましょう!ということに注力しすぎていて、スキルアップするべき若手の就業機会や意欲まで削いでしまっているような気がするのです。

 

上司からの命令でイヤイヤやっている長時間労働と、自らスキルアップを図るために意欲的に集中して業務を行った結果、長時間労働になってしまったというのは、同じ長時間労働でも、心身の疲れ方が全然違いますよね。

 

単純に労働時間だけで判断するのではなく、各従業員のストレスの値なども考慮して(せっかくストレスチェック制度が義務化されているのですから。)、働き方改革を進めていかないと、今の割とゆるい環境で働いている若手が管理職となる10年後、20年後の日本の企業の未来が、今より一層厳しいもの、すなわち弱体化していくのでは・・・と思っているのは私だけでしょうか。

 

ダラダラとした無駄な長時間労働、心身を疲弊するような長時間労働はどんどん撲滅すべきですが、自ら意欲的に業務に取組み、心身ともに充実した気持ちになるような労働時間まで削減することは避けなければならない。

 

言うのは簡単ですが、なかなか難しい命題です。

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